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 1. 目的 
 ご家庭にある、料理に使う物を使って簡単な化学実験を行いましょう。 

 

 2. 使用するもの 

  • 赤シソのフリカケ
  • 重曹(食品用)
  • 透明なガラスコップ
  • かき混ぜる棒(割りばし可)
  • コーヒーフィルター(キッチンペーパー)  
  • コップ
  • 小さめのザル(もしくは茶こし)

 

 3. 実験手順 
  1. コップに赤シソのフリカケを入れ、お湯を入れて混ぜる。濃い色を見たい時はフリカケ多めで。
  2. かき混ぜ棒でよくかき混ぜ、フリカケの色素(アントシアニン)をお湯に溶かす。火傷しないよう注意してね。
  3. 十分に冷めたら溶液を取り出すよ。別のコップ(もしくは透明なガラスコップ)にコーヒーフィルター(もしくはキッチンペーパー)を乗せた小さめのザルを置き、濾します。色素が溶けだしている液体が欲しいので、フリカケがコップの底に残っても問題はないよ。ここで得られた液体が、「色変化する液体」となります。
  4. 「色変化する液体」を透明なガラスコップに入れ、そこに少量の重曹を入れかき混ぜまぜるよ。色はどうなるかな?
  5. さらに少し重曹を入れてみると、色はどうなるかな?
  6. 最終的に、色変化する溶液は何色になったかな?
  7. 今回の実験に使ったものは全て食べ物なので、食べ物の処理の仕方で大丈夫だよ。

 

 4. 解 説 1 

最初に取った赤シソのフリカケの液体は、鮮やかなピンク色をしています。赤シソに含まれている色素(アントシアニン)は、酸性度によって色が変化していきます。

酸性やアルカリ性という言葉を知っていますか?これは、水溶液(物質が溶けている液体)の性質の名前です。食酢やレモン汁のようにすっぱい味がするものは酸性。植物を燃やした後にできる灰を見ずにとかした灰汁(あく)や石けん水のように苦い味のするものはアルカリ性です(注意:味だけで酸性・アルカリ性が決まるわけではありません。よく分からない物を食べて酸性度を調べるのは大変危険ですので、やらないで下さい)。中性は、酸性とアルカリ性のちょうど真ん中・中間の性質をもっています。

酸性・アルカリ性には、弱いとか強いとかを表す度合い(強さ)があります。この酸・アルカリの度合いを表すのに pH( ピーエイチ / ペーハー )と呼ばれている数値を使います。

pHは酸性からアルカリ性の間に 0 ~ 14 のメモリをつけ、酸・アルカリの度合いをその目盛の数字で表しています。pH 7 を中性とし、それよりも数値が低ければ酸性、数値が高ければアルカリ性としています。

身近にあるものですと、胃液がpH 1 、レモン果汁が pH 2 ~ 3、ブラックコーヒーがpH 5 、水が pH 7、海水が pH 8、石けん水がpH 9 ~ 11 、消石灰がpH 12 となっています。

 

 5. 解 説 2 

では今回の赤シソのフリカケの液体は、pHいくらなのでしょう?

a. 最初の溶液の色は鮮やかなピンク色です。
  だいたい、pH 3 程度です。
  これは赤シソのフリカケの中に梅酢とリンゴ酸が含まれているので、酸性になっているためです。
 
 
b. 少し重曹を入れます。重曹は炭酸水素ナトリウムというアルカリ性のものでできているので、赤シソのフリカケの液体は中性に近づきます。
  この紫色の状態のpHはpH 6 です。
 
 
c. さらに重層を加えると、今度は青紫になります。
  この時のpHはpH 7 です。
 
 
d. 重曹で色が変化しなくなるまで入れると、液体の色は青くなります。
  この時のpHはpH 8 です。
 

 

 6. 赤シソのフリカケの溶液 pHによる色の違い 

 

 

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